○日本の住宅火災では死者発生原因の約4割が逃げ遅れで、火災の早期発見こそが死者数低減の糸口であると考えられています。塩釜地区管内で住宅用火災警報器を設置していたことにより、火災を早期に発見し、ぼや程度の火災で済んだ事例や火災に至らなかった事例がこれまで49件ありました。(令和5年12月末現在)
○悪質な訪問販売には注意しましょう。消防職員が各家庭を訪問し販売することはありません。住宅用火災警報器は、消防設備業者やホームセンター等で1個3000円~8000円程度で販売しています。
○各消防署に住宅用火災警報器設置相談窓口が設置されておりますので、お気軽に電話して下さい。
○住宅用火災警報器の設置率について(令和6年6月1日現在)
消防署では、火災による犠牲者をなくすため、訪問調査を実施しておりましたがコロナ禍の状況を踏まえて、郵送による調査方法に切り替えて設置率及び維持管理の普及促進を行っております。
当組合管内(塩竈市・多賀城市・松島町・七ヶ浜町・利府町)の設置率は、94%で、条例適合率は54%でした。
すべての住宅に住警器の設置が義務付けされてから10年以上がたちますが、いまだ設置されていない世帯もあります。まだ設置されていない世帯は早めの設置をお願いいたします。
ポスター・リーフレットを作成しましたので、町内会や自主防災訓練などでご活用ください。
Q:住宅用火災警報器のお手入れはどうするの?
A:住宅用火災警報器はホコリが入ると誤作動を起こす場合があります。定期的に掃除をおこなって下さい。掃除の仕方は、中性洗剤を浸して十分に絞った布で軽く拭き取って下さい。
(注意事項)
1 ベンジンやシンナー等の有機溶剤は使用しない。
2 水洗いは絶対にしない。
3 煙流入口は塞いだり、傷つけたりしない。Q:作動試験はどうするの? どの位の頻度で行えばいいの?
A:住宅用火災警報器は電池が切れると作動しなくなります。定期的に点検ボタンを押すなどして作動確認を行って下さい。(目安は月1回)
なお、次の場合は必ず作動試験を行って下さい。
1.初めて設置したとき
2.汚れなどの掃除をしたとき
3.設置場所を変更したとき
4.故障や電池切れが疑われるとき
5.長期留守にしたとき
6.電池の交換をしたとき- ⇒ 点検方法についてはこちら
- ⇒ 住宅用火災警報器設置による奏功事例はこちら
Q:作動試験をしても警報が鳴らないときは?
A:電池の寿命又は電池ホルダ部のさびなどが考えられます。電池を新しいものに交換又は電池接続部分を確認して下さい。電池を交換しても作動しない場合は住宅用火災警報器の故障も考えられますので、販売店又はメーカーにご相談下さい。
Q:交換時期及び廃棄方法は?
A:住宅用火災警報器本体もセンサー等の寿命により交換が必要です。10年を目安に交換して下さい。また、捨てる際はお住まいの各自治体が定める条例に基づいて廃棄して下さい。
<お問い合わせ>
各市町消防署に住宅用火災警報器設置相談窓口が設置されておりますので、お気軽に電話して下さい。
塩釜地区消防本部予防課 361-1617